人工内耳
人工内耳で音が聞こえる喜びを。あなたやお子さまが、どのように自然なきこえに近い体験をして、人工内耳で音楽を楽しむことが可能になるのかをご紹介します。

新しいきこえ
お子様は先天性の難聴をお持ちですか。ご自身が難聴をお持ちですか。補聴器が役に立たなくなってきたと感じることはありますか。
もしそうであれば、人工内耳でご自身やお子様が聴こえを取り戻すことができる可能性があります。人工内耳の埋め込み手術を受けることは大きな決断ですが、その決断で人生が変わることもあります。なぜでしょうか?それは、人工内耳が単にきこえを改善するだけのものではないからです。
- 友人との交流をもっと楽しめます
- ご家族とより良好な関係性を築くことができます
- レストランなどの騒音が多い環境でも聴き取りやすくなります
- 電話の声が聞き取りやすくなります
人工内耳の仕組み
人工内耳は、 重度感音難聴を持つ方向けに設計されています。このタイプの難聴では、内耳の有毛細胞が損傷しているため、音を正しく検出できません。人工内耳は損傷している有毛細胞を迂回して、電気信号を脳に直接送り、音として感知できるようにします。
人工内耳システムは、主要な2つの機器で構成されています。体内機器であるインプラントと、体外機器であるオーディオプロセッサです。オーディオプロセッサが音を検出し、耳の後ろの皮膚の下に埋め込まれたインプラントに送信します。
このビデオでは、人工内耳の仕組みについてご説明しています。
ひとりひとりに合わせたきこえを
MED-ELのオーディオプロセッサは、よりよい自然なきこえを提供するだけではなく、毎日身に着けたくなるようなつけ心地を兼ね備えています。そしてMED-ELのインプラントは、蝸牛を傷つけにくい長くしなやかな設計をしており、MRI撮影*も可能です。

生涯にわたるきこえ
人工内耳の埋め込み手術を受けることは大きな決断です。インプラントとは長いお付き合いになります。そのため、インプラントが現在と将来の両方に与える影響について考えることが重要です。
MED-ELは将来を見据えた製品設計をしています。当社のインプラントは長期的な信頼性を重視して設計されているため、長い年月にわたってその聴力を維持できます。どの人工内耳インプラントを埋め込んでいても、最新のオーディオプロセッサへのアップグレードは簡単にでき、新しいきこえの技術をご体感いただけます。SYNCHRONYシリーズのインプラントは MRI撮影時の安全性*を備えており、もしもの時でも安心です。
人工内耳は生涯に関わる大きな決断です。MED-ELはずっと装用者の皆さまと共にあります。
次のステップへ
次のステップは何でしょうか?人工内耳の埋め込み手術前後には次のようなステップがあります。
1
診察
まず、ご自身またはお子様が人工内耳の適応かどうかを確認するために一連の検査を受けます。耳鼻咽喉科の医師は、追加で考慮すべきことがあるかどうかを確認します。そして、ご本人やご家族に、次のステップの具体的な内容について順を追って説明します。
2
埋め込み手術
人工内耳の埋め込み手術は、通常、全身麻酔下で行われ数時間を要します。一般的に、手術を受けた方は翌日には自分で歩くことができ、日常生活に向けた回復が始まります。個人の健康状態などによって異なりますが、入院期間は数日から一週間程度です。
3
音入れ
埋め込み手術を受けて数週間後に、はじめて人工内耳の調整が行われます。人工内耳の調整をマッピングと呼びます。最初のマッピングを「音入れ」と呼びます。この日に言語聴覚士がオーディオプロセッサの電源を入れ、装用者の方は初めて新しい音を聴きます。オーディオプロセッサのきこえの設定は、その時点のきこえの状態に合わせて調整されます。
4
リハビリテーション
音入れ後は、人工内耳での聴こえに適応するためにリハビリを行うことが重要です。人工内耳でのきこえを最大限に活用するには、リハビリが不可欠です。リハビリとして、言語聴覚士の先生と一緒に、または自宅で聞き取り練習などを行います。
* MED-EL人工内耳は条件つきでMRI撮影が可能です。撮影条件はインプラントの機種により異なります。SYNCHRONY 2またはSYNCHRONYインプラントの装用者様は、添付文書に記載された条件に従うことで、0.2、1.0、1.5、および3.0テスラのMRI撮影を安全に受けることができます。
** 診断上の理由で磁石の取り外しが必要な場合を除きます。
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きこえの回復に向けた第一歩を踏み出すお手伝いをさせていただきます。ご質問がございましたら、こちらのフォームにご記入いただき、送信してください。