麻酔と人工内耳
ロマン・ジャーマン(Roman German)麻酔専門医

人工内耳は生活の質を大きく向上できることから、装用するかどうかの決断は非常に重要です。これまで、乳児から90歳を超える高齢者まで、何十万人もの人々が聴覚インプラントの手術を受けてきました。

ただし当然のことですが、インプラントを検討する際、手術や麻酔の使用に対して懸念を抱く方もいらっしゃると思います。麻酔に対する不安を和らげるために、次のことを心に留めておいてください。

インプラント手術は、身体への負担が極めて少ない、日常的に行われる外科手術です。人工内耳手術では顕微鏡を使用し、柔軟性のある電極を蝸牛へ優しく挿入します。この手術の所要時間は約1~2時間で、通常全身麻酔で行われます。

現代では、麻酔の安全性や投薬治療の効果は飛躍的に上がり、全身麻酔は幅広く用いられています。この医学の進歩により、患者は麻酔ですぐに眠れるようになり、術後の目覚めも快適になりました。

麻酔の潜在的な危険性も大幅に軽減されています。これは、特に高齢患者や健康に何らかの問題がある患者にとって大きな意味があります。ただし、他の健康上の問題には手術前に対処しておくことが大切です。 

術前、術中から術後まで、担当の麻酔科医が患者の安全・安心のために付き添いモニターします。

このように、現代医学と麻酔科医の力によって、人工内耳手術における全身麻酔の危険性は、高齢者の患者に対しても最小限に抑えられています。人工内耳の恩恵を享受し、生活の質を向上できるよう、麻酔への懸念が人工内耳装用の決断の妨げにならないことを望みます。ロマン・ジャーマン医師

麻酔専門医 ロマン・ジャーマン
Agaplesion Bethanienクリニック
ドイツ、フランクフルト

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