人工内耳を装用する

人工内耳装用に関して、知っておきたいこと

検査:
お子様にとって、人工内耳が本当に適切な選択肢であるかどうかを決定するために、病院でいくつかの検査を受けます。様々な検査により、医師は人工内耳の手術やその後の経過に影響を与える要因を調べ、人工内耳の手術、装用がお子様にとって大丈夫かどうか判断します。これらの検査をもとに、医師は保護者の方に術前に詳しい説明を行います。これらの検査には、通常、血液検査などの医学的検査や、放射線(X線)による検査、聴力の検査などが含まれます。

手術:
手術は通常全身麻酔のもとで行われ、所要時間は2~3時間です。人工内耳の手術に伴うリスクはほかの耳の手術とそれほど変わりはありません。お子様は通常の場合、手術の翌日にはベットから起きて、歩き回ることができます。入院期間は1~2週間程度です。以上は一般的な場合ですが、手術には個人差もあります。手術を担当される医師の術前の説明の際に質問があればお尋ねください。

音入れ:
埋め込みから2~4週間後に、初めて人工内耳のプログラムを行います。この個人に合わせてプログラムしていくことは「マッピング」とよばれます。初めてのマッピングは人工内耳を通した音を初めて聞くことになるので「音入れ」とよばれます。言語聴覚士、または専門医がそれぞれのお子様に合わせたプログラム「マップ」を作成し、そのプログラムが人工内耳システムのオーディオプロセッサーにダウンロードされ、保持されます。マップには、音の高さ、大きさ、時間情報などの設定が組み込まれています。

フォローアップ:
お子様にあったマップを作成するには、何度かマッピングの過程を繰り返して、微調整していくことになります。音入れの後も、人工内耳センターでの微調整のフォローアップが必要となります。
人工内耳は、難聴を抱えるお子様に音を認識することできるという貴重なチャンスを与えてくれますが、初めは音に困惑したり、圧倒されたりすることもあります。専門家との定期的なトレーニングをすることによって、音を理解し、聞き取る能力、またはそれに伴って話す能力をのばしていくことができます。
専門家との連携してトレーニングを行い、その過程に合わせたマッピングの微調整を行っていくことは、人工内耳を有効に使用していくためには、必要不可欠です。

とても小さいお子様に、トレーニングを行う場合は、お子様がいつも慣れ親しんでいる環境での音の感知、認識が大切です。そのため、専門家のアドバイスを受けながら、ご家族の方が主体になってご家庭でトレーニングを行うことも必要になります。比較的大きなお子様へトレーニングを行う場合、補聴器で聞いていた音に対して、人工内耳からの新しい音の聞こえ方の違いを認識することを中心にトレーニングを行います。

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